看護師の中には、人間ドックの業務を担当している人も少なくありません。人間ドックにおける看護師の業務はいろいろとあります。まず受診者に対して、これから行う検査の手順や工程に関する説明を行う業務があります。全体的にどのような流れで検査を進めていくのか、胃カメラなど特殊な検査機器を使用する場合における注意点などの説明をしていきます。
たとえば、胃カメラを飲むにあたって、事前に薬を飲まないといけません。この時なぜその薬を飲む必要があるのか、説明をして受診者に納得してもらう必要があります。また検査を行っていく中で、受診者の方から質問されることもあるでしょう。その場合には相手にわかるように丁寧に受け応えをしないといけません。
人間ドックを受診するにあたって、「変な病気が見つかったら…」などいろいろと不安を抱える人もいます。そのような人に積極的に話しかけて、不安を少しでも払拭できるようにすることも看護師の重要な役割の一つになります。
人間ドックで勤務することになった場合、どの程度の給料がもらえるのか気になるという人も多いはずです。人間ドックの勤務先はいろいろとあって、場所によって給料も微妙に異なります。しかし相場で見てみると年収で400〜500万円程度だと思ってください。看護師全体で見てみると、ごく平均的な収入といえるのではないでしょうか?
人間ドックの看護師の場合、夜勤を担当することはありません。またたいていの所で土日や祝日は休みにしています。病棟看護師と比較すると規則正しく仕事ができますし、プライベートの時間もしっかりと確保しながら仕事ができます。病棟看護師と比較すると夜勤手当の出ない分、若干給料は少ないです。しかしそれでも高い人気があります。
人間ドックをしていると場合によっては、残業がたまに発生する可能性があります。この時残業手当が支給されるかどうかは、医療機関によって対応の異なる場合もあります。そこで事前に手当が出るかどうかは確認しておくべきです。
人間ドックにおいて看護師に求められる役割の中の一つに、ホスピタリティが注目を集めるようになってきています。最近ではインターネットもかなり普及していて、病院の評判を口コミサイトで確認する人も増えてきています。人間ドックを行っている医療機関についての評判もネットでいろいろと紹介されていて、マイナスの評判が出回ると、経営が厳しくなる可能性も考えられます。
そこで人間ドックを受ける人が快適に過ごせるようなホスピタリティが重視しているのです。ホスピタリティを向上させるためには、いろいろな工夫が必要です。受診者に対して検査のことを分かりやすく説明できたかどうか、医療機関の雰囲気はどうだったかということです。人間ドックを気持ちよく受けられるようにするためには何が必要か、看護師は考えて行動する必要が出てきています。
重要なのは、いつでも笑顔で丁寧に応対することです。人間ドックのスタッフの中でも、看護師は受診者と接する機会は多いので接遇に注意をする必要があるわけです。
人間ドックの案件ですが、看護師の間ではなかなかに人気のようです。その理由の中に、人間関係にとらわれずに伸び伸びと仕事のできる所を挙げる人も少なくありません。病院勤務をしていると、多くの同僚と一緒になって仕事をします。その中ではどうしても、人間関係の軋轢のようなものが生じる可能性も十分考えられます。
人間ドックの場合、それほど多くの看護師が仕事をしていません。人間関係の軋轢なども少人数である分、発生するリスクは少なくなります。結構人間ドックの現場を見てみても、人間関係の良好な所は多いです。もし今の職場の人間関係の嫌気がさしている看護師がいれば、人間ドックへの転職も選択肢の一つに入れておくべきです。
また人間ドックの場合病棟看護師のように、夜勤を担当することがありません。この辺の所も規則正しく仕事ができ、体調を崩す心配もないということで看護師の間で高く評価されている理由の一つといえます。ママさん看護師は育児との両立もしやすいはずです。
ちなみに、行政保健師の勤務日記でも書かれていますが、保健師資格を持っている方の転職先としても人気があるようです。